兵庫県へ視察に行きました ~特養ウエルプラザ高知~
11月28日から29日にかけて、兵庫県にある社会福祉法人弘陵福祉会 特別養護老人ホーム六甲の館と、社会福祉法人かるべの郷福祉会 特別養護老人ホームかるべの郷さざんかへ、ウエルプラザ高知から施設長含め、5名の職員で施設見学に行きました。
この2施設は、令和6年度介護「職員の働きやすい職場環境づくり」において、六甲の館は「内閣総理大臣表彰」、かるべの郷さざんかは「厚生労働大臣表彰」を受賞された施設です。
特別養護老人ホーム六甲の館は、「利用者ファーストのための職員ファースト」として職員の待遇改善に関わる取組、生産性向上の取組、人材育成に係る取組をあげ、私たちが思いつかない発想で様々な新しい取り組みを実施し、成果を出していました。実際に腰痛保有者の職員は56%から9%に減少、ICT・ノーリフティングケアの推進、見守り機器の100%導入により、余裕のある介護を実現、5S活動にスマイル(笑顔)とスピーディ(頼まれたらすぐ実行)を加えた7S活動を推奨し、人間関係を良くするための褒めるスキル研修を推奨しています。また施設内では様々な機器を活用し、入居者には日中の活動を促進し、職員にとっては負担を改善する取り組みが実施されていました。
特別養護老人ホームかるべの郷さざんかでも同様にICTや見守り機器が充実しており、今後自施設で導入するにあたり参考になる部分がたくさんありました。また経営理念を徹底するために社訓を各職員へしっかりと伝えることや、職員主導で委員会や研修を行っているところは、施設でも取り入れ実施していきたいところだと感じました。
2施設とも5S活動が徹底されていて、事務所内のテーブルには書類が全くなく、どこを見学しても整頓されていてきれいでした。またLOVOTという小型介護ロボットがいたのですが、近寄って表情を変えたり、抱っこするとじんわりと温かく、短い時間でしたがとても癒されました。
当施設ではノーリフティングケアを取り組み始め、施設見学の受け入れが多くなっています。
今回このような形で他施設を見学することで、先進的な取組みを自施設で実施できていない部分の気づきができ、まだまだより良くすることができると思いました。